吉田 都 チャリティー公演 “JAPAN TSUNAMI APPEAL CONCERT”
5月のバーミンガム・ロイヤルバレエ団来日公演のリハーサルの為
英国滞在中の吉田都が、ロンドンのロイヤル・オペラハウス内リンベリーシアターにて
現地時間2011年3月20日(日)16時~
東北地方太平洋沖地震の被災者支援のチャリティ公演
“JAPAN TSUNAMI APPEAL CONCERT”を行いました。
日々深刻化する地震、津波による被害をニュースで見て、「何かできないか」と考え、
ダンサーとして踊りを通して皆さんに貢献しようと現地で呼びかけました。
公演には現役の日本人団員らも参加し、
音楽を学ぶイギリス在住の日本人や日系の子供たちも募金を呼びかけました。
当日劇場には、400人以上の観客が詰め掛けました。
チケット代と募金活動で義援金を集め、寄付しました。
◆吉田都より、皆様へメッセージです。
東日本大震災で被災されました皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
私は地震発生時、英国で公演に向けて稽古をしておりましたが、
テレビやインターネットで流れてくる映像を見て、
被災された皆さまのことを思い、胸が張り裂けそうでした。
そして、私も何かお役に立てないかと考え、
ロイヤル・オペラハウス内の小劇場でチャリティー公演を開催しました。
ロイヤルバレエ団の仲間たちはもちろんのこと、
会場中のお客さまから温かい応援の声をいただき、
義援金にご協力いただきました。
ロンドンの街頭のあちこちで日本のためにチャリティーを
行っているという話も聞きました。
大勢の方々が、日本のことを思い、支援をしてくださっています。
「シンデレラ」の舞台では、私も、そして王子役のヴァレリーも、
劇場にお越しになる皆さまが、私たちの踊りをとおして、
少しでも心豊かな時間と、明るい希望を持っていただけるよう、
心を込めて踊ります。
そして今後も、被災地の一日も早い復興と平和を願って、
バレリーナとしてできる限りのことをしていきたいと思っています。